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川内 「飛び出さなきゃよかった…」 マラソンのオリンピックの選考方法とは?

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12月1日「福岡国際マラソン」が行われました。

市民ランナーとして一斉を風靡した川内優輝が
2時間9分5秒で日本人トップの3位でゴールした。

このレースは仁川アジア大会の代表選考会もかねられている。「飛び出さなきゃよかった…」
終了後、川内の口から出た本音であった。

中盤でペースメーカーが離脱した時に思い切ってペースをあげた。
だが、ついてきたのはたった一人だけだった。
ペース配分を考えたケニア勢は川内のペースアップに乗ってはこなかった。

そこから8キロほど前2人でレースを引っ張る形となり
「そこで相当力を使ってしまった」と振り返っている。

29キロ地点付近で後続に追いつかれメンタル的にも消耗した。

だが、30キロ以降も粘り、集団から離されることはなかった。
苦しい表情を浮かべていたが、なんとか必死に粘り3位でゴールに辿り着いた。

「2時間7分30秒」と目標を公言し
「悪くても8分台」と言っていた川内からすると悔しいレース結果となった。

本人としては悔しい結果に終わったが、
日本陸上競技連盟の幹部である尾懸専務理事は
「川内くんの卓越した精神力に感動した。日本のマラソンランナーの範となる」
と川内の走りを絶賛していた。



ここで一つ気になるのは、オリンピックのマラソンの選考はどのように行われるのか?

今回はその部分にも触れておきたい。

オリンピックのマラソンの枠は各国4枠(3枠+補欠1)。
オリンピック連盟の定める標準記録を破る選手が対象となる。

3枠は大会の結果などをもとに日本陸上連盟によって決められる。

参考となる大会はオリンピックの前年の『世界選手権』や
『福岡国際マラソン』
オリンピックの年の『東京マラソン』『びわ湖毎日マラソン』とされている。

いずれかで日本人一位をとることで選考対象となる。

ただ、一位をとればいいだけではなく、
他の大会の実績やタイム、過去の実績も見られます。

なので、複数の大会で安定した成績を残すことが必要となっていきます。



日本はマラソン選手の更なる強化のため、
常設のナショナルチームを作る考えを明らかにしている。
そして、リオデジャネイロ五輪では代表選手を優先して選ぶ姿勢を明確にした。
選手の状態を継続的に把握し、代表としての適性を見極める狙いである。

ナショナルチームは男子で2時間6分30秒、女子で2時間22分30秒に到達した選手や
14年、仁川アジア大会や15年、北京世界選手権の代表選手などが対象となる。


今回の川内選手の結果は、ナショナルチームの選考に向けて
かなり大きな一歩となったのではないでしょうか。

まずはこれから行われる『東京マラソン』で
川内選手がどのような走りを見せてくれるのでしょうか?

そして、オリンピックで市民ランナーが輝く日は来るのでしょうか?
これからもマラソンの動向から目が離せないですね。

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